ステッチの役割と効果

レザーアイテムは仕立て方一つで、高級感も出せるし、手作り感も出せます。
どちらがいい商品というわけではなく、どちらが好きな商品なのかというお話になりますが、A`kenoではその仕立てる工程のなかでも、「ステッチ」の表情に拘っております。
お財布や、カードケースなど、革小物をお持ちの方でこの「ステッチ」を気にしてお手に取っている方は一体どのくらいいらっしゃいますでしょうか。
是非これを機に、お気に入りのアイテムを今一度眺めて、ご自分の好みを知ってみる機会にしてみてください。
ステッチとは
そもそも「ステッチ」とは布と布を縫い合わせる為に、糸を使用した縫い目のことをいいますがその中でも中縫いの縫い目とは異なり、表面に見えるものを差します。
また大まかに分けると、製品の強度を高める為に行う「ステッチ」と、デザインとして施す「ステッチ」の2種類があります。
デザイン的な「ステッチ」は様々あり、刺繍まで含めると数えきれないほどにもなりますが、レザークラフトでは布に施す「ステッチ」とは異なります。
レザーアイテムの「ステッチ」は、革という素材自体に穴がありませんので、細かなデザインを施すことはあまりありません。それでも「ステッチ」一つで見た目が大きく変わってきます。
A`kenoのステッチは
当ブランドでは、出来る限り目立たず、小ぶりな「ステッチ」を目指しました。もちろんそれに伴い、目打ちのピッチが小さいものを選び、糸も細めの番手を使用しております。
そこから生まれる見た目の違いとは
これは私たちの主観になりますが、目打ちのピッチを小さくすると、手縫い部分でもミシン縫いのような見た目に近づけることができると考えております。
小ぶりな縫い目は主張が小さく、アイテムのデザインに溶け込み、よりシンプルな見た目のデザインになります。
また、糸の番手も細くすることで、より目立たない「ステッチ」になります。
シンプルなデザインを基本とする当ブランドのデザインでは、この「デザインの邪魔をしないステッチ」に仕立てることを基本にすることで、私たちの作りたいシンプルでスマートなデザインのアイテムを作ることが出来ていると考えております。
その中でも、「デザインの為のステッチ」と「縫製ステッチ」との違いを出すために、去年からは「ワイヤーステッチ」として「ステッチ」を取り入れたアイテムも製作しました。
A`kenoの「ワイヤーステッチ」とは
その名の通りワイヤーを糸の代わりに使用してデザイン目的で施した「ステッチ」の事です。
ワイヤーはアクセサリー用のワイヤーを使用し、何パターンかの太さで試作を繰り返してみました。
結果として、やはりA`kenoの商品には細いワイヤーがより似合うという結論になり、細めの番手を採用。
「ステッチ」のデザインも様々な形を試作し、このクロスした見た目の「ステッチ」に落ち着きました。
ワイヤーステッチを施したアイテム
ワイヤーステッチカードケース


このカードケースは同じ革のシュリンクも使用し、同色ながらも素材の表情違いのツートーンになっております。
カードポケットが大きく2つあり、カードケースとしては大容量です。
また、容量が大きいので折り曲げたお札を入れたり、1つのポケットはコインポケットとして使用することも可能です
そして隠れポイントですが、表となる部分には芯地も入っておりますので、型崩れしにくく、カチッとした見た目を長く保つことが出来るアイテムです。
エンブレムカードケース


同じくワイヤーステッチを施していますが、同時にエンブレムとなるデザインを加えて、A`kenoの商品の中でも、デザイン性のあるアイテムとなりました。
そしてこのカードケースのオススメポイントは、なんと言ってもカードを収納して時に、収納したカードが見えない所にあります。
せっかくのデザインもカードのカラフルさで損なわれてしまっては、購入時の良さのまま使用することができませんし、カードのプライバシーも気になります。
そこで、このカードケースではボタンカバーを閉じればカードが見えなくなるサイズでお作りしております。
ワイヤーステッチコインパース


最新のアイテムとなるのが、このコインパースです。
私たちの中でホットな存在となったウイリアル・モリスのテキスタイルを裏地に使用し、ファスナーを空けた時の見た目も楽しいアイテムです。
特に、マチの部分では、裏表を入れ替えて、ファスナーを閉じた状態でもウイリアル・モリスの柄がちらりと見えます。
コインパースですが、サイズはカードも入る大きさになっておりますので、少量のカードなら収納も可能です。
私のおすすめは、コインを持ち歩きつつ、定期などのあまり出し入れの頻度の少ないカードを入れて、パスケースとして使用することです。
最後に
あなたの好きな「ステッチ」はA`kenoにはありますでしょうか。
また、私たちが見た目に求める「ステッチ」の表情は、記述した内容で共感いただける物になっているでしょうか。
気に入ったデザインのアイテムがあれば、是非お手に取っていただきたいですし、ご質問等あれば、Instagramやこのサイトのお問合せフォームからでも構いませんのでお待ちしております。
そして、今後ご自身のお手持ちのアイテムを新調されるさいには、是非「ステッチ」にも注目して見てみてください。
